旅行記:San Francisco
短期間の渡米ですので、毎日の予定(基本的には未定ですが)を目一杯詰め込んで動いています。が、滞在中のポートランド(OR)はあいにくの雨ですので、休憩しながら少し前の記録を野帳に残しておきたいと思います。
(ちなみにこの記事は現地時間の10月2日に書いていますが、SFを訪れたのは9月29日です。)
やはり、飛行機は窓側に限ります。「大陸」が見えてきたときには異国人の自分でも嬉しくなるくらいですから、コロンブスをはじめとした発見者たちの喜びは相当なものだったのでしょうね。
到着。当然ですが、いわゆる「ゴト車」もアメ車。
空港からは「BART」で市内へ。中心部の「Powell St.」や「Montgomery St.」へはすべての路線でいけるようですので、案外簡単です。
BARTのチケットは必要な額を入力して購入するか、Suicaなどのようにあらかじめ指定された金額(デフォルトは$20のようです)分を購入するかのどちらかになります。皆さん苦戦していました 笑
ちなみに、ぴったりの額で購入するとこのカードは改札で回収されます。記念に欲しい方は多めに入金しておくと良いかもしれません。券売機の写真は人が多かったので撮りませんでした。
ホテルの最寄りの「Montgomery St.」で下車。色々と誤った解釈(?)のポスターが貼られていました。
ホテルに到着後は「Fisherman's Wharf」を目指し、市内へ。
当然のことながら大都会。セブンイレブン(日本のイメージとは全く違う)もちらほらと。
意味深なオブジェ?この日のベストショットです 笑
Street car の FラインでWharfへ(最初は乗り間違えました。。。)。
Passがない場合は車内でチケットを買う必要があります。$2.25と入国したばかりの旅行者には微妙な金額ですが、お釣りが出ませんのでご注意を。
レンタルバイク(サイクル)を借りるため、Pier39で下車。SFには昨年の海外出張の際にトランジットで寄った以外はきたことがないのでよくわかりませんが、ここは結構人気の観光地のようです。
自転車を借りて、一路、本日の目的地(Goldengate Bridge)へ。なぜだかわかりませんが、昨年にどうしても見たくなったものの、市内からは(当然)歩いていけなかった場所です。
見えてくるとやはり興奮しますね!普段はしない「自撮り」なんかもしてみたり。
そのときに写真を撮りあったスイスのカップルとの話がおもしろかったのですが、それはまた別の機会に。
少し行った漁港?ではこのような看板も。日本にもない訳ではありませんが、「英語を主としない外国人」にもわかるように併記されていたのが好印象でした。しかし、生物濃縮がかなり進んでいる?ということなのでしょうか。ちゃんと読まなかったのですが、そうであるならばとても怖い話ですね。
さらに近づくとやはり壮観。天気がよくて良かったです。
途中、よく分からない花も。日本で見たら外来種とわかるようなものでしたが、種名は全くわかりません。。。
途中、私のような(ミーハーな)観光客がたくさんいましたが(笑)、そのような意味でもバイクのルートの整備は重要だと感じました。周りを顧みず、ドローンを飛ばして自撮り?をしている中国系の人もいました。自分はまだマシな方?
おしゃれな地元民(?)も観光にきていました。
せっかくなので橋を渡って対岸へ。風が強かったですが、気持ちが良かったです。久しぶりに爽快になれました。海が眩しい!
私は臆病者なので大丈夫ですが、やはり飛ばしすぎる人もいるようで(何人か見ました)、注意書きもなされていました。橋脚の赤色との相性が良いですね。
飛行機から見ていても感じたのですが、カリフォルニアの山は緑が少ない。これはこれでかっこいいわけですが、日本人からするとやはり違和感があります。それでも、これがこちらの植生なわけですから、安易な考えで手を入れてはいけない訳です(それが次の外来生物問題の根源になる訳です)。
対岸には橋の説明など。全然読みませんでした 笑
帰りしによく分からないグースの群れとセイヨウタンポポ?を確認。
米国は(日本も?)すっかり秋ですね。
昨年のオレゴンでも感じたことですが、本当に日本車が多い。カリフォルニアでもシェアはゆうに50%を超えているのでは?特に、スバルが目立ちました。スバル好きには嬉しいことですが、米国政府が日本車に危機感を覚える意味が分かる気がしました。
今回の愛車。Wharfから橋を渡ったビスタポイントまで約6マイル、その往復と寄り道も含めて約2.5時間のルート。かかった費用は$25(=$8 / h × 2.5h + $5(保険))。観光地価格なので安いとは言えませんが、楽しかったことを考えればOK。ちなみに、1日借りると$24のようです。
バイクを返却し、市場を見たかったのですが、完全に観光市場。アジア系の人がとても多かったので断念。
市場内のレストラン(BOUDIN)で名物のクラムチャウダーを注文したところ、非常にサイズが大きく、すぐに満腹になりました。味は可もなく不可もなく。SFでも評価の高い「Sieera Nevada Pale Ale(IPA)」も一緒に注文して約$15。
米国人は本当に政治関係のことが好きなようで、窓ガラスにヒラリーの応援のためのステッカーが貼られていた車もありました。
市街地へは名物のケーブルカーで。片道$7。アトラクションと思えば許せる価格?
完全に観光客向けの乗り物でした(地元民は使ってなさそうです)。
しかし、ケーブルカーを待っている頃から風が強くなり、とても寒かったです。気温10℃代をなめてはいけないですね。ダウンを羽織っている人もいたくらいですし。。。
夜は少しばかり市内を観光。Apple Storeとユニクロにいってみました。あまりに寒かったのでユニクロにフリースがあれば買おうかと思いましたが、冷静になってやめました。
これで昨年出来なかったことのリベンジ(?)は終了。最後に、思い出したように「SFラーメン」を食べにもいってみました。それはまた改めて。
海外逃亡?
ちょっとしたリフレッシュ休暇をいただいています。色々な仕事がありすぎて、それをこなしていく中で体と頭が悲鳴をあげていましたので、職場(博物館)の閉鎖期間に合わせてお休みをいただくことにしました。
色々なことがありそうな、よい旅(と調査)になりそうですので、またここにも書かせていただければなと考えています。
一番の課題は海外で初めてレンタカーを借りること。本当に大冒険です。安全運転で乗り切りたいと思います。
学会
少し間が空いてしまいましたが、魚類学会のシンポジウムでミヤコタナゴのお話を(業務として)講演させていただきました。
http://www.fish-isj.jp/event/2016/docs/program_all_05.pdf
これは、北村淳一さん(三重県博)のお誘いを受けて参加させていただいたものなのですが、講演者はタナゴ類の研究者として著名な方々ばかりで、私のような本来の専門が別のコイ科魚類の人間には恐縮してしまう雰囲気でした。
結果としては、行政の立場から言えることはすべてお話できたのではなかと思います。課題としては、やはり、今あるデータを(行政の立場で)どのような形で公表していくかを検討しなければいけないことでしょうか。当たり前のことができているところ(大阪、中部、氷見)と比較して弱いのは言わずもがなですので、その辺りの課題を関係者と協議して進めていかなければと(改めて)痛感させられました。また、個体群動態や空間的な動態も含めた、基礎的な情報の収集と生態学的な評価も進めていかなければと感じました。北村さんをはじめとした関係者の皆様、ありがとうございました。
しかし、途中で講演時間を間違えて延長してしまったことが無念です。関係者の皆様、大変申し訳ありませんでした。
仕事
やってもやっても減らないのが仕事。むしろ、やればやるほど増えるのが仕事。そう思えると、いくらかでも「やり切れる」ようになる気がします。
とはいえ、雑務を雑務と思わなくなったり、無駄口や愚痴をこぼさなくなるようなレベルまではまだまだ。
ま、ぼちぼちやってくだけですね。
学会の準備は相変わらず暗礁に乗り上げたまま。観察会をやってる場合ではないのですが、それも仕事(しかも楽しいやつ)。頑張りますかね、また明日。
観察会
共同研究を続けさせていただいているB社のビオトープの観察会があり、講師として協力してきました。
天気予報では「降水確率80%」と言われていたものの、奇跡的に(?)雨にやられることなく、参加者の皆さんにも楽しんでいただけたのではないかと。
観察会の主役は(一応)カワバタモロコであったはずなのですが、6年目にもなると「普通の魚感」がして主役感は0でした。 とはいえ、それはかつて普通の魚であった魚が「身近な普通の魚」になってくれているのではないかと考えると、それはそれで良かった気がします。
参加者も多すぎることも少なすぎることもなく、ちょうど良い感じでした。
カワバタモロコがたくさん採れる!本当に嬉しい限り。
左から未成魚(0+)、メス、オス。
時期外れな稚魚も確認。水温が高かったせいでしょうか。
ツチガエルもたくさん採れました。ちびっこの一番人気はカエルでした。
しかし、観察会は良いものですね。体力と時間があればもっとたくさんやりたいところです。