学会
少し間が空いてしまいましたが、魚類学会のシンポジウムでミヤコタナゴのお話を(業務として)講演させていただきました。
http://www.fish-isj.jp/event/2016/docs/program_all_05.pdf
これは、北村淳一さん(三重県博)のお誘いを受けて参加させていただいたものなのですが、講演者はタナゴ類の研究者として著名な方々ばかりで、私のような本来の専門が別のコイ科魚類の人間には恐縮してしまう雰囲気でした。
結果としては、行政の立場から言えることはすべてお話できたのではなかと思います。課題としては、やはり、今あるデータを(行政の立場で)どのような形で公表していくかを検討しなければいけないことでしょうか。当たり前のことができているところ(大阪、中部、氷見)と比較して弱いのは言わずもがなですので、その辺りの課題を関係者と協議して進めていかなければと(改めて)痛感させられました。また、個体群動態や空間的な動態も含めた、基礎的な情報の収集と生態学的な評価も進めていかなければと感じました。北村さんをはじめとした関係者の皆様、ありがとうございました。
しかし、途中で講演時間を間違えて延長してしまったことが無念です。関係者の皆様、大変申し訳ありませんでした。
仕事
やってもやっても減らないのが仕事。むしろ、やればやるほど増えるのが仕事。そう思えると、いくらかでも「やり切れる」ようになる気がします。
とはいえ、雑務を雑務と思わなくなったり、無駄口や愚痴をこぼさなくなるようなレベルまではまだまだ。
ま、ぼちぼちやってくだけですね。
学会の準備は相変わらず暗礁に乗り上げたまま。観察会をやってる場合ではないのですが、それも仕事(しかも楽しいやつ)。頑張りますかね、また明日。
観察会
共同研究を続けさせていただいているB社のビオトープの観察会があり、講師として協力してきました。
天気予報では「降水確率80%」と言われていたものの、奇跡的に(?)雨にやられることなく、参加者の皆さんにも楽しんでいただけたのではないかと。
観察会の主役は(一応)カワバタモロコであったはずなのですが、6年目にもなると「普通の魚感」がして主役感は0でした。 とはいえ、それはかつて普通の魚であった魚が「身近な普通の魚」になってくれているのではないかと考えると、それはそれで良かった気がします。
参加者も多すぎることも少なすぎることもなく、ちょうど良い感じでした。
カワバタモロコがたくさん採れる!本当に嬉しい限り。
左から未成魚(0+)、メス、オス。
時期外れな稚魚も確認。水温が高かったせいでしょうか。
ツチガエルもたくさん採れました。ちびっこの一番人気はカエルでした。
しかし、観察会は良いものですね。体力と時間があればもっとたくさんやりたいところです。